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2024年04月20日
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ポン!!!第三作

2010年03月16日
コクのもしもエンドの一つの小説。
突発文にも程があるんで読みにくいかも。

続きからどうぞ!!

ヨルグラントの首都であるここの夜は明るい。
夜でも賑やかに光が町を照らす。
一番背の高い建物の時計塔の上から眺めると、それはまるで夜空に似ている。
町の光が星。
明るい空に、色とりどりの星が浮かんでいるかのような光景。
夜空を眺めると月や星が近くに感じられる。
星と星に挟まれてるような感覚。
地上の星、夜空の星。
真っ直ぐ視線をやると、綺麗に混ざり合って、
大きな星空。

俺の大好きな景色だ。
ここからこの景色を見れることを知っているのは、
今のところ、俺しかいない。(鳥を入れたら俺だけじゃないがな。)
空を飛べる者の特権だな。
こんな景色を見ることが出来ると思うと、天使でよかったと思える。

そうだ、
折角帰ってきたんだ、娘にも見せてやりたい。
龍姫も、俺が頑張れば連れてこれるだろうし。
抱きかかえて・・・無理か・・・。
姉は・・・これの良さがわかるか?
いや、俺でもわかったし、わかるか。

近いうちに見せてやらないと。

最近、物忘れが激しいし、メーカーズに帰ったらメモしないとな。

・・・

(多分それが、最後の思い出になるだろうし。)

鏡を見るたびに光輪が穢れていくのがわかる今日この頃。
今日見たら、ほとんど光を失っていた。

近いうちに俺という存在が消えるのは明白。

だから、俺の代わりに、
あの三人に・・・この景色を心に残していてほしい。

俺じゃない俺にも、この景色を教えてやってほしいな。
例え、俺の記憶がないとしても、
元は同じ体に宿る者だ。
きっと、気に入ってくれる。

この大きな星空を、きっと。

時計塔の鐘がなる。
ああ、もうこんな時間か。
今日の晩飯はなんだろう。
ヤツフサが張り切っていたし、きっと美味いものでも・・・

「・・・ん?」

景色が歪んで見える。
ああ、目に塵でも入ったか。

歪んだ景色も・・・・・・綺麗だな。

+++++++++++++

コクの存在が消えるルートの最後のほうだと想像してほしい。

突発文にも程があるぞ俺。
オチが甘い。短い。
でも、コクの時計塔のシーンが書けて満足。

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